バーミヤン渓谷の文化的景観と古代遺跡群

 

     
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バーミヤン渓谷の文化的景観と古代遺跡群


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ユネスコ世界遺産の文化遺産に登録されている「バーミヤン渓谷」は、アフガニスタンの首都・カブールの北西にある山岳地帯に位置しています。

ヒンドゥークシュ山脈の標高2500メートルほどの高地にある「バーミヤン渓谷」は、古代から存続しているバーミヤンの町を中心とする渓谷地帯であり、1世紀の頃、バクトリア(アレクンドロス大王の後継者が、現在のアフガニスタン・バクトラを中心に建てたギリシア人王国)によって、石窟仏教寺院が開削されました。

開削された石窟は1000を超え、グレコ・バクトリア様式の流れをくむ仏教美術は、20世紀に入って行われた学術調査によって、非常に優れた遺文化産として、高い評価を得ています。

バーミヤン渓谷には巨大な大仏が2つあり、西仏は高さ55m、東仏の高さは38mで、それぞれが男像、女像と呼ばれていました。

当時のバーミヤンは、三蔵法師の大唐西域記に「仏閣数十、僧徒数千、金色に輝く西仏」と記されているように、たいへんな繁栄をみせていました。

バーミヤンは、シルクロードの要衝都市として古来から栄え、東西から集まった商人たちは、無事に旅を終えることを願い、バーミヤンで安全祈願のお布施を行いました。

バーミヤンの東仏・西仏は、当時の繁栄を現代に伝える文化遺産でもあるのです。

ところが、2001年3月、イスラム原理主義組織である「タリバーン」は、これらの仏像を異教の偶像崇拝とみなし、バーミヤン渓谷の大仏2体をはじめ、石窟や、壁に描かれた仏教画までも破壊してしまいました。

2002年以来、各国の国際支援によって、大仏の修復がすすめられています。

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