アジャンター石窟群

 

     
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アジャンター石窟群


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インドのほぼ中央、マハラーシュートラ州にある「アジャンター石窟群」は、ワゴーラー川沿いの断崖に築かれた大小30の石窟で構成され、約550メートルに渡ってのこされた石窟寺院遺跡です。

30ある石窟は、川下から第1、第2…と順番に番号がふられていて、川下から19番目にあたる「第19窟・チャイティヤ窟」は仏舎利塔が祀られている礼拝堂で、第10窟に描かれている壁画はインド最古のものであり、インド政府が厳重な保存措置をとっています。

紀元前1世紀から7世紀に築かれた「アジャンター石窟群」には、インド仏教の誕生から衰退までを物語る仏教絵画が描かれています。

まだ仏像が存在していなかった前期の石窟には、ストゥーパと呼ばれる仏塔が祀られ、ストゥーパを仏陀として礼拝の対象にしていました。

後期になると、石窟内は無数の仏像で埋め尽くされるようになったため、後期の石窟に美術的価値が集中するようになりました。

アジャンター石窟群の特徴は、石窟内部に数々の壁画が描かれていることで、特に見どころとなるのは、第1窟の蓮華手菩薩像です。

第1・2・16・17窟の入り口柱や天井には、ミトゥナ像、飛天、鳥獣、蓮華などが描かれ、レリーフも刻まれています。

アジャンター石窟群には、僧院(ヴィハーラ)としてつくられたヴィハーラ窟と、ストゥーパを据え、仏陀を象徴するチャイティヤ(聖なるものの意)窟があります。

ヴィハーラ窟の壁面に描かれたジャータカ(本生譚)などの説話図は、仏陀の生涯を絵解きで表現したもので、巡礼に訪れた人々を教育するためにつくられたものです。

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